ウマヅラハギ フグ目・カワハギ科
釣り方
⇒ハゲ掛(須磨)
⇒カゴ天秤仕掛(平磯)
⇒胴突仕掛

食べ方
鍋・刺身・煮付け
 関西では「ウマヅラ」とか「長ハゲ」と呼ばれています。北海道以南の日本沿岸・東シナ海・南シナ海に分布しています。
 ウマヅラハギは、海づり公園では5月中旬頃から釣れだします。この時期に釣れるものは、産卵のため沿岸に近寄って来る30cmクラスの大物です。9〜10月頃になると春産まれの当年魚(体長10〜20cm)も混じって釣れます。
 カワハギ類の特徴はなんと言っても口が小さくエサ取りが非常にうまいと言うことです。ですから、ウマヅラハギは引っ掛け釣りで狙います。良く釣れる時間帯は早朝です。人の少ない早朝には、水面近くにまで上がってきますので、引っ掛けやすくなります。
 カワハギの仲間は口がとても小さく、しかも丈夫な歯を持っているので、吸い取るようにエサを食べます。また、ウマヅラハギは雑食性で、小魚・エビ・トビムシ・フジツボ・ゴカイ類ばかりでなく、海藻類まで食べています。釣り人はこの魚のことを「エサ取り」と言って嫌がりますが、この性質をうまく利用している所もあります。それは魚の養殖場です。魚の養殖は海面小割生簀で行いますが、生簀の網にはフジツボや海藻がついて、網の目が詰まり、潮通しが悪くなります。そこで、ブリなどの生簀の中にウマヅラハギ等を入れ網の目に着いたフジツボや海藻を食べてもらいます。こうすると網の目はきれいになるし、ウマズラハギは大きくなるし、一石二鳥なのです。

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